13/01/26 18:46:34.33 Lz7BMkpa0
一つには、会社が発展すると、必ず営業畑の人間の発言権が大きくなる。実際に、現金を叩き出している
現場だから、製造した物が好調に売れていれば、それを更に拡大して売上と利益を揚げる部門の押し出し
が強くなるのは、自然の流れでもある。しかし、そうすると、既存製品をいかに効率よく大量に高く売って、
利益を出すかという少ない投資でより大きな利益をという利幅の部分に注目が行き、開発部門に金がまわ
らなくなる。新機軸を打ち出しても、損失を被りそうならプロジェクトそのものを潰してしまう。数年は、「会社
史上最高の利益」を享受しても、新しい製品や技術の賞味起源は短い。特に最近は、それが加速している。
そして、大規模に製造しているものほど、売れなくなった時の反動は大きい。新製品を作ろうにも、ベースに
なる多くは失敗作の経験が、その頃には枯渇しているから、新しい物を開発部も生み出せなくなっている。
営業からの「売れる物を作れ」の催促で、ハイブリットと称した奇形児みたいな製品を無理矢理放り出すが、
そんな付け刃が大ヒットするわけもなく、しまいには組織を維持するだけのキャッシュフォローもなくなる。
アメリカも日本もここいら辺にいるね。