13/01/26 09:00:04.17 RF05n2750
1930年代の大恐慌は各国の通貨切り下げ競争で激化したという都市伝説があるが、
あれは大嘘。
バリー ・ アイケングリーン ・ カリフォルニア大学教授とジェフリー ・ サックス ・ コロンビア大学教授が
戦間期の為替切り下げ競争は、壊滅的な結果でなく各国に好ましい結果になったことを実証した。
浜田宏一エール大学教授と故岡田靖内閣府経済社会総合研究所主任研究官も、
各国が金融緩和競争によって通貨を下げてもおのずと限界があり、
壊滅的になることはなく、むしろ世界経済は良くなることを示している。
通貨引き下げをすると、短期的にマイナスの影響を受ける外国も金融緩和する。
両国ともにインフレ率が高くなるが、許容できるインフレ率に限界があるので金融緩和が続かない。
世界の先進国では2%程度のインフレ目標があるので、4、5%のインフレにはならない。
その結果、一時的な通貨切り下げによる 「 近隣窮乏化 」 は、
実は各国経済がよくなるために、逆に 「 近隣富裕化 」 になって、世界経済全体のためになる。
経済学的に通貨安競争は善。
先進国で唯一のデフレ国の日本はなおさら、どんどん仕掛ければいい。
しかもこれまで量的緩和をしなかった分、円安誘導の弾力性が高い。
ドルのベースマネー比よか、円は低い比率の緩和で、
相対的に高い円安効果とインフレ予想効果がでる。