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大阪市立桜宮高のバスケットボール部主将が体罰を受けた後に自殺した問題が24日、国会で
初めて取り上げられた。衆院文部科学委員会の閉会中審査で、同高体育科2科の入試中止を求めた
橋下徹市長(43)の手法に対する異論が相次ぎ、自民党の馳浩衆院議員は、昨年11月に
田中真紀子前文科相が起こした大学不認可騒動と重ね、「圧力としか思えない」と批判した。
馳氏は、橋下氏が市教育委員会に入試中止を迫り、中止しなければ関連予算の執行停止を示唆
したことを問題視。一連の流れが、今春の開学を目指していた3大学をいったん「不認可」とした
真紀子氏の手法と似ているとして「真紀子騒動と今回の問題は、どう違うのか。あの時田中大臣は
(撤回という)賢明な判断をしたが、(経緯は)今回も同じだ」と指摘した。
当時、真紀子氏に“圧力”の撤回を求めた当事者だった下村博文文科相は、「真紀子氏は、
自ら大学設置・学校法人審議会が決めた判断を変えようとしたが、今回中止を決めたのは結果的に
教育委員会で、橋下氏ではない。別の問題だ」と、反論。しかし「予算執行を止めるような発言を
するのはよくない」と、橋下氏に苦言を呈した。民主党の笠浩史衆院議員にも「橋下さんは、
教育委員会の限界を分かってやっていると思うが、やや乱暴だ」と指摘され、「よりスムーズな
関係を築いてほしい」と、橋下氏に注文をつけた。
橋下氏は当然ながら、委員会に不在。代わりに、前横浜市長で日本維新の会の中田宏氏が
質問に立ち、「入試中止は乱暴で、何の解決にもならないという意見もあるが、その通りだ」
とした上で、教育委員会制度の抜本改革を要請。下村氏は「思いは共有している」と、制度見直し
に積極的な考えを示し、中田氏は「協力するところは全面的に協力する」と、後押しを約束した。
▽日刊スポーツ
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