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次期米国務長官に指名されたケリー上院外交委員長は24日、上院公聴会で
米中関係の強化に取り組む意向を示し、「中国重視」の姿勢を鮮明にした。
オバマ政権がアジア重視戦略に基づいて進めている米軍再編に対しても、中国に誤解を与えていると疑問視しており、
日米同盟などを軸とする米アジア外交が後退する可能性もある。
「中国側は、米国が彼らを取り囲もうとしているのかと言っている」。ケリー氏は公聴会で、日中が争う
沖縄県・尖閣諸島や南シナ海での中国の海洋進出への対処方針を聞かれ、
オーストラリア北部に米海兵隊がローテーション(巡回)駐留することなどを挙げ、中国への軍事的けん制に真っ向から反対した。
ケリー氏をよく知る関係者によれば、同氏はもともと対中融和派とされる。
今回の公聴会で、米中間の経済的な懸案事項に言及しながらも、不透明な軍事費の増額や人権問題に
踏み込まなかったところにそうした姿勢がにじみ出ている。
また、「アジア重視」のスローガンが「欧州や中東などとの関係を犠牲にしてはならない」とも戒めた。
ケリー氏が際立っていたのは、アジア外交の方針を述べる上で、日米同盟など域内の同盟関係への
取り組みについて全く言及しなかったことだ。オバマ政権が重視している東アジアサミットなど
多国間の協力の枠組みにも触れなかった。
クリントン国務長官も2009年1月の指名公聴会で中国を重要な存在と指摘したが、
それ以上に「日米同盟はアジア地域における米外交の礎石だ」と表明。
就任後の最初の外遊で日本を訪問するなど日米関係を重視し続けてきた。
24日のケリー氏の指名公聴会は約3時間40分続いたが、次期国務長官の口から「日本」という言葉は一度も聞かれなかった。
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