13/01/25 12:21:41.35 0
(マクロでも)
一方、マクロ経済の観点から見ても、円安は心配です。
このところの円安でガソリンの値段が上がっています。
ドルなど外貨建の輸入額の方が輸出額より多くなった今、日本全体では円安のデメリットが少なくありません。
原発が止まりLNGの輸入を増やさなければならない今、円安は首を絞めかねません。
更に、考えておく必要があるのは、円安が国際的に正当化されるかどうかで、アメリカから不満が聞こえ、
IMF国際通貨基金の専務理事も通貨戦争を招くと批判します。
(もっと説明を)
かつて、自公連立政権の時代にも金融緩和を進めましたが、思うような成果を上げることは出来ませんでした。
今回の緩和によって、以前とはどんな風に違う形で日本経済が再生できるのか、
安倍さんは、この具体的な道筋を、もっと丁寧に説明して貰いたいものです。
(実体経済のてこ入れを)
私は、金融は経済の下支えは出来るけど、牽引車にはなれないと思います。
2008年からこれまでの間、日銀から金融市場に提供したお金は40%近く増えましたが、
実際に経済活動で使われたお金は12%の伸びに留まり、銀行からの貸出は4.8%も減りました。
幾らお金を用意しても企業が借りようとしない、要するに需要不足が根本の問題です。
同じように金融緩和を進めたアメリカは、経済が息をついています。
ひとつの鍵はファンドなどによる投資で、住宅不況の時こそチャンスだと、
大規模なマンションなどを建設して、住宅や不動産の値上がりに繋がって行きました。
ゼロ金利、タダでお金を借りることが出来るチャンスを活かそうという挑戦的な姿勢、努力によるもので、
日本の企業の経営者は大いに反省して欲しいところです。
いずれにしても、企業の努力、実体経済をてこ入れしない限り日本の再生はありません。
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