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米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」電子版は24日、
40歳前後までに禁煙に成功した人は、喫煙により縮んだ平均余命を、
非喫煙者並みに取り戻せるとする米国やカナダの専門家による研究結果を掲載した。
喫煙者の平均余命は、喫煙したことがない人に比べて10年以上短くなるが、
34歳以下で禁煙に成功した人は喫煙を続ける人より平均余命が10年長くなり、
まったくたばこを吸ったことがない人とほとんど同じ生存確率を示したという。
禁煙に成功した年齢が35~44歳の場合でも喫煙を続ける人より平均余命が9年長くなる。
45~54歳の場合でも6年、55~64歳でも4年、平均余命を取り戻せるという。
しかし、肺がんなどのリスクは禁煙後も長期間続くことになるため、
分析に当たった専門家は米紙に「40歳までなら吸っても大丈夫」などと安心するべきではないとくぎを刺している。
調査は1997~2004年に保健関係の面談調査を受けた米国の25歳以上の男女約20万人の喫煙歴や死因を分析した。
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