13/01/25 04:31:40.45 A9oQKilnO
■「自衛隊法を改正して法整備していれば、アルジェリアの主権を無視して、邦人救出に行けた」と言う人がいるが…
そもそも、今回は、紛争地域ではなく、テロリストが支配している施設。
法整備していれば、アルジェリアの主権を侵害して、自衛隊が、テロ制圧または、テロリストが支配している施設に入って日本人を救出できた、とでも言うのか?
でも、米英仏の軍隊は、今回のテロリストからの施設奪還について何もしていない。
■欧米から見てアフリカは、地理的に日本から見て中国の位置。
アメリカから見てアフリカは、大西洋の対岸。イギリスから見ても、フランスを挟んで南隣。
つまり、「自衛隊法を改正して法整備していれば、邦人救出に行けた」と言う人は、地理的要因を全無視している。
そもそも米・英・仏は、中近東・アフリカに派兵中。
■アルジェリアのテロリスト対策はロシア式
アルジェリア軍は、1990年代から20年以上、ロシア軍と交流がある。それは、兵器がロシア製な事からも解る。
実は、人質救出専門の特殊部隊を保有している国は、西側の数ヵ国だけ。
▽アメリカ…SEAL海軍特殊部隊 ▽イギリス…SAS陸軍特殊空挺部隊 ▽ドイツ…GSG―9国境警備対テロ部隊 ▽フランス…GIGN国家憲兵治安介入部隊
ロシア軍の特殊部隊の特徴は、西側みたいな人質救出のための特殊部隊は無い。特殊部隊の任務は、テロリスト殲滅のためだけ。
2002年の人質900人を取ったロシア劇場占拠事件。ロシア軍は「3日後」に突入。テロリストを全員射殺。
その際、睡眠ガスというが事実上の化学兵器を使用。ロシア軍が軍事機密を理由にガスの詳細な成分を医療機関に教えなかったために、病院は適切な治療ができず人質129人が死亡。
チェチェンでの学校占拠事件。これもロシア軍は「3日後」に突入。人質380人が死亡、半数が子ども。
2013年、アルジェリアでの天然ガスプラント占拠事件。アルジェリア軍は「2日後」に突入。
一方、ペルーでの日本大使公邸人質事件では、「4ヵ月後」に突入し、人質全員を解放。この時は、アメリカとイギリスの人質救出専門の特殊部隊がペルーに協力。実物模型などを作り準備した。