13/01/22 12:11:52.18 0
(>>1のつづき)
ネット上では、イスラム世界では日本人は尊敬されていると聞いていたとして、驚きの声が上がっている。もはや、日本人で
あっても過激派のターゲットになる時代になったのか。
中東事情に詳しい国際開発センターの畑中美樹研究顧問は、「アフガン・イラク戦争で日本がアメリカなどと
国際テロへの統一戦線を張るようになってから、確かにイスラム世界の日本に対する見方が変わった」と指摘する。
とはいえ、日本人に銃が向けられたとしても、今回の場合は、憎まれているからとはいえないと言う。
「犯行グループは、対テロ戦争で武力行使やむなしとする欧米とは違い、日本が人命第一と考えていることに着目したと
考えられます。日本政府が『手荒なことをしないでほしい』とアルジェリア政府や欧米に働きかけてくれることを期待したの
でしょう。また、身代金の交渉において、日本は比較的容易に応じてくれるとの見方をしていたこともあるはずですね。
今回日本人に銃を向けたのは、人質に取ったものの計算や思惑とは違い、交渉が進まないことにいら立っていたのだと思います」
畑中氏は、テロに巻き込まれないためには、まずそのような状態にならないようにすることが大事だと強調する。
巻き込まれた場合には、ムスリムと取り繕っても「コーランを唱えてみろ」と言われて逆効果になるので、まず相手を刺激しないことを
考えるべきと言っている。
社団法人現代イスラム研究センターの宮田律(おさむ)理事長も、同様な見方をしている。
「イスラム世界は、日本がアメリカの戦争に協力して言いなりになるようになったと、批判するようになっています。
しかし、犯行グループは、身代金を狙っていたとみられ、日本憎しということはあまり考えられませんね。銃を向けたとすれば、
やけになっていたことが考えられるでしょう」