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安倍政権発足以来、急激に進んでいる『円安ウォン高基調』に韓国経済が悲鳴をあげ始めた。
17日には韓国の現代経済研究院が『円・ウォンレート』が輸出に直接影響する、と報告。
現代自動車幹部もウォン高による苦悩を語った。
量的緩和政策を打ち出す安倍政権のもと、日本円の対ドルレートは、
19日、2年7カ月ぶりに1ドル90円台にまで下がった。
これに対して韓国ウォンの対ドルレートは上昇。先週には1年5カ月ぶりとなる高値をつけた。
日韓両国とも、輸出産業の比率が高く、多くの業種でライバル関係にある。
為替レートは競争力に大きく影響する要素であり、韓国の現代経済研究員は17日に発表した
「ウォン高と輸出に関する報告書」で各分野が受ける影響を分析した。
それによると、円に対してウォンが1%高くなるごとに、全体では0.9%輸出が減ると推測。
業種別では鉄鋼1.3%、自動車1.2%などで影響が大きい。
韓国ウォンは日本の円に対し、長く下落し続けてきた。1980年には1ウォン0.38円だったのが、
1990年には0.20ウォン、2000年には0.09ウォンにまで低下。
2012年の平均レートは0.07円と、1980年に比べ1/5にまで縮小されている。
自国経済が台頭すれば、国際的な信用力が高まり、通貨レートが高くなるのが自然だ。
金仲秀、韓国銀行総裁は16日、「円安基調は続かない」との見通しを示したが、
ウォン高については、「韓国企業には価格以外でも競争力がある」とコメントするにとどまった。
対ドルレートがウォン安に触れる可能性は示していない。
URLリンク(www.tax-hoken.com)
ウォン高 韓国企業悲鳴…車、鉄鋼、造船 輸出採算割れ水準へ
URLリンク(premium.yomiuri.co.jp)