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外国為替市場で年初からウォン高・円安が進む中、ドルに対する円相場の下落ペースが、
ウォン相場の上昇ペースを3倍以上上回っていることが13日までに分かった。
外国為替当局と金融投資業界によると、今年の円相場は1ドル=86円65銭で始まり、
11日には1ドル=88円90銭と2.60%の値を下げた。
同期間にウォン相場は1ドル=1063ウォンから0.83%上昇した1054ウォンを記録。
ドルに対する円相場とウォン相場の変動幅は3.1倍となった。
これは円相場の下落ペースがウォン相場の上昇ペースより3.1倍早かったことを意味する。
同ペースは10日までには5.5倍に達していた。年初の外国為替市場でドルに対する円相場は
世界主要通貨の中でも最も下落幅が大きかった。
今年に入り円安が急速に進んだのは、安倍政権が労働市場の先行きに十分な改善が見られるまで
量的緩和を続けると表明し、自国通貨を弱める「通貨戦争」への参戦を決めたためだ。
日本政府が11日に20兆2000億円の景気浮揚策を閣議決定し、
22日には日本銀行が物価目標を1%から2%に上方修正する予定で、
ドルに対する円相場が90円台に突入するのは時間の問題だ。
LG経済研究院のエコノミストは、「円安傾向は続く。ただ、90円に近くなれば、ペースが落ち
93円台で下値支持線を形成するだろう」と診断した。
一方、ウォン・円為替レートは11日に2010年5月以降となる100円=1100ウォン台をつけた。
韓国銀行(中央銀行)は政策金利を年2.75%で据え置くことを決めており、
ウォン高が続く可能性はさらに高まった。
専門家らは国際市場でも認められたウォン高基調と日本の量的緩和政策の影響でウォン高・円安がさらに進むとみている。
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