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■説明会で保護者の中にも「体罰やめると弱くなる」
説明会に出席した保護者によると、「(校長が)語気を荒げて『体罰は一掃する』といっていたが、
一掃されるでしょうか。クラブは弱くなりますよね。『先生や学校だけを責めるのはおかしい』と
擁護するような意見があり。これには拍手もあった」という。
バスケ部の体罰問題は今回が初めてではない。おととし9月に大阪市教委にこんな通報があった。
「バスケ部の体格の良い男子教諭が子ども達に体罰を加えており、それを見ている子供たちまでが
怯えている」。学校側はこのとき顧問教諭に聞き取り調査を行い、「体罰はしていない」という答えを
鵜呑みにして大阪市教育委員会市に報告している。このとき、桜宮高校ははバレーボール部顧問に
よる部員への体罰問題も抱えていた。
体罰が常態化していた中での自殺にもかかわらず、いまだに体罰擁護まで出る背景にいったい
何があるのか。公立高校ながら「スポーツ強豪校」といわれるほどの実績を上げ、多少の体罰は
強くなるためには仕方がないといった風潮が学校や保護者にあるのかもしれない。
「体罰のような指導はして欲しくない」という自殺した男子生徒の父親の隣で、母親が「子どもが
『愛のムチ』とわかるような指導だったら…と思う」と話した。愛のムチ発言を訝ったタレントの
高木美保は、「一つ言わせてもらいたい」と切り出して次のように語った。
「この体罰報道をずっと見ていて、スポーツ指導者という立場の人たちの多くが、『信頼関係が
ある中でのことならいいんですけど』と発言をしていました。私は信頼関係があってもなくても
体罰は許されないと思う。
信頼関係が築けないから体罰なのか。じゃあ、自殺をした子は弱いから自殺したのか、
強いから殴ってもいいのか、いくらでもそういう理屈が出てきてしまう」
▽J-CASTニュース ※抜粋。全文はソース先でご確認ください
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