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★熱血!与良政談:再挑戦という大実験=与良正男
今度の政権は安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務・金融担当相とが二人三脚で運営する「安・麻政権」だと称した人がいる。
確かに昨年の自民党総裁選で、当初苦戦が予想された安倍首相が浮上したのは、麻生氏が「安倍支持」を表明してからだった。
安倍首相もそれは忘れていないだろう。閣僚や党役員、官邸の秘書官や参与など新政権の布陣を細かく見ていくと、
麻生氏の意向とみられる人事が多々あるようだ。「自分の内閣が倒れたら次は麻生氏に、と安倍首相は考えているのでは」との声まで政界では聞く。
言うまでもなく、2人は首相経験者だ。首相の返り咲きは戦後2人目。首相経験者がその後、一閣僚に就く例もそうあるわけではない。
この「ダブル再挑戦」の意味を改めて考えてみる必要があると思う。
かつて「歌手1年、総理2年の使い捨て」と自嘲気味に詠んだのは竹下登元首相だった。最近はいよいよ首相も1年でころころと交代する時代。
一方で、ある日突然、どこからか強力なリーダーが現れるわけではないことも私たちはこの数年で学んだ。
そんな中、わずか1年で退陣した2人が今回、再チャレンジする。これも一つの帰結、いや、この国の政治にとって新しい実験なのかもしれない。
もちろん、それが吉と出るかどうかはこれからの話である。安倍首相も前回の轍(てつ)は踏むまいと誓っているはずだ。
そこで気になる点がある。
首相は前回の失敗を教訓に、夏の参院選までは憲法改正や国防軍設置といった持論を封印していく腹だ??という解説が、
当たり前のように新聞やテレビでもされている。でも「勝つまで本当にやりたいことは言わない」というのは有権者に対する一種のごまかしではなかろうか。
それを指摘しないメディアもおかしい。(>>2-3へ続く)
毎日新聞 2013年01月09日 13時17分
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