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★漱石の全集未収録随筆を発掘 作家の黒川創さんが小説に
文豪、夏目漱石(1867~1916年)が新聞に寄稿した全集未収録の随筆が
見つかったことが6日、分かった。初代韓国統監を務めた伊藤博文の暗殺などに触れた
内容で、研究者は「初めて見る貴重な資料だ」と評価している。作家の黒川創(そう)
さん(51)が国立国会図書館などから発掘した。7日発売の文芸誌「新潮」2月号
に、随筆の執筆背景などを盛り込んだ黒川さんの小説「暗殺者たち」の一部として全文
掲載される。
随筆は「韓満所感」と題し、明治42(1909)年11月5、6日付「満洲日日
新聞」に2回掲載された。1面トップの扱いで、計約2800字の分量がある。同紙
は、日露戦争後に日本の租借地となった満州(現在の中国東北部)の大連で発行されて
いた邦字新聞。新潮社によると、随筆は全集や単行本には収録されておらず、約100
年間忘れられた作品になっていた。
伊藤博文暗殺の報に接した驚きに始まり、満州や朝鮮で活躍する日本人に頼もしい
印象を受けたことが記されている。漱石は同年9~10月、親友の満鉄総裁、中村是公
の招きで満州・朝鮮各地を旅行していた。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※写真 「満洲日日新聞」明治42年11月5日掲載の夏目漱石の随筆「韓満所感(上)」
(新潮社提供)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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