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実際にサムスンであったケースを紹介しよう。
'03年頃、サムスンはAV機器の品質を改善するために、パナソニックの技術者をヘッドハンティングした。
このとき、パナソニックとともに開発に携わっていた下請け会社の技術者もセットで、
サムスンは開発チームごと引き抜いたという。
その結果、パナソニックの技術力を吸収し、サムスンのAV機器の性能は劇的に向上したが、問題はそのあとだ。
それまでは一丸となって働いてきた日本人チームの空気に異変が生まれた。
サムスンでは不要になった社員は容赦なく切り捨てられる。
AV機器の品質が向上し、生産ラインに乗ってしまえば、その技術者たちは必要ではなくなる。
そこで、パナソニック出身の技術者が下請けから連れてきたスタッフに、明らかに無理な仕事を押しつけはじめたのだ。
そうやって彼らを辞めさせれば人件費を削減でき、その結果、、パナソニック元社員だけは評価が上がる。
それを狙った、冷酷な仕打ちだった。
「自己保身のために日本人が日本人を切り捨てようとする神経には唖然としましたが、
自分たちが生き残るためには背に腹はかえられない。
言い換えれば、日本人も非情にならなければ生き残れないのがサムスンという会社なのです」(日本人の元サムスン部長)
そのときはサムスンに残ることのできた元パナソニックの技術者も、結局、その後サムスンを追われている。
遅いか早いかの違いだけで、不要になってクビを切られるのは同じなのだ。