13/01/06 17:05:07.62 0qT6DQy30
>>822
例えば、製薬会社の知的財産保護については、
交渉国の間で大きな意見の隔たりがある。
アメリカの製薬業界は保護強化を求めてロビー活動を展開してきた。
しかし、加盟国、交渉参加国の中でも貧しい国々は、安価で薬が作れなくなるので反対。
国有企業の活動規制ではベトナムやマレーシアなど一部の交渉国で、
国有企業が幅を利かせている。
アメリカでは自動車業界が関税撤廃に反対。
ニュージーランドは日本と同様国民皆保険制度。
さまざまな国が、例外を求めて利害のぶつかり合いで、交渉は進展せず。
しかし、オバマは国内向けにも交渉をまとめないと面子が立たず、
相当の譲歩を迫られるのは必至。
日米の二国間協議だと80,90年代の内需拡大・市場開放の要求を一方的にのまされた経緯がある。
多国間の方がアメリカの好きなようには出来ない。
とにかくTPPの交渉が、アメリカ主導ですんなりまとまる事など不可能。
なにせ、社会主義国のベトナムまで参加している。
どうせまとまらないなら、交渉参加で情報を得、
早めの交渉参加で条件闘争参加も一つの手。