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手紙が読み上げられる問、議場から「へぇー」とか「ホォー」の驚嘆しきり。
その間、当の竹中は居心地悪そうに、しきりに手で顔を撫でまわす。
毎年十月、アメリカ通商代表部は日本政府に 「年次改革要望書」を突き付ける。
毎年三月、代表部はその成果を議会に報告する。
議会のさらなる要望を受けて、代表部は日本を督励・監視する。
日本の「諸カイカク」は、そのシナリオに沿って行われて来た。
まさに手紙は郵政民営化担当大臣・竹中を督励する内容だ。櫻井は訊く。
「竹中大臣、貴方はこれまでアメリカの要人と民営化について話し合ったことはありますか」
「いや、一度もございません」
ならばと、櫻井はこの手紙を読み上げた。
それにしても私信が公の場で暴露されるのは、尋常一様ではない。民主党議員に訊いてみた。
「どうやって入手したんです?」
「竹中の周辺に、こいつはおかしいと腹に据えかねている良心的な人間がいるんですよ」