13/01/04 17:31:59.45 0 BE:509275272-PLT(12067)
>>1-2(の続き)
ギリシャやスペインなど南欧諸国の体たらくを人ごとだと考えているとすれば、それは大きな間違いだ。
財政が行き詰まり金融政策にも手立てがなくなり、彼らはついに身を切る改革に踏み出した。
10年前に、いや5年前に改革に踏み出していればここまでつらい思いをしなくても済んだかもしれない。そういう悔悟にさいなまれつつ。
安倍首相の政策が効果ゼロとは思わない。日銀に社債や株式を買わせれば、物価は反応せずとも株価や地価があがり、ミニバブルにすることが可能だ。
それが狙いなのかもしれない。だが、それは資源配分をゆがめ、かえって経済の健全な発展を阻害しかねない。
安倍政権に集まる人々は国債市場のXデーは当分先と楽観的に考え、かつ、万一の場合にも対応可能と考えている。
だが、政権担当者の最大の仕事はリスク回避であって危ない経済実験をすることではない。
過去の失政の責任をなにもかも日本銀行に押し付け、金融緩和しさえすれば強い経済を取り戻せるというのがアベノミクスであるらしい。
それは「幸せな不況」を「不幸せな不況」にしてしまうおそれがある。(引用終了)
毎日新聞 2013年01月04日 02時30分
URLリンク(mainichi.jp)
URLリンク(mainichi.jp)