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「強さ」の中身は
「この国はこのままでは危うい」と代表になった石原慎太郎氏が言えば、「日本の根っこを変える」と橋下徹氏が応じます。
先日あった日本維新の会の合流会見。政策の表題には「強くてしたたかな日本をつくる」と。
領土問題などから目立ち始めた「強い外交」「強い経済」「強いリーダー」の文字。
「強い日本」が語られる性急さを危うく感じます。
大震災・原発事故の後、初めて迎える衆院選。問われるのはどんな強さなのでしょう。
震災復興はまだ途上。時間が止まったままの風景も残ります。被災者や避難者を支援する政策の訴えはもっと伝わってよいはず。
原発に頼らない暮らしを目指す訴えはもっと聞かれてよいはずです。
維新の政策合意からは「原発ゼロ」の文字が消えました。橋下氏から最強のリーダーと呼ばれた石原氏は、脱原発を「理念と称するセンチメント(感傷)」としりぞけます。
原発事故で故郷を奪われた人に、その言葉はどう響くのか。
「ある社会の豊かさは、最も弱い立場の人に対してどんな施策が取られているかによって測られる」。
記憶にあった言葉の内には、強い願いが込められています。
(名古屋本社編集局次長・佐藤亮)
どうやらこの人は、「強い日本」が語られると困るらしい。
日本が強くなると
「危うく感じる」
というのは、どういう背景を持つ人物か? まあ、言わずもがなといったところか。