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ことしの国内の出版物の売り上げは去年よりおよそ600億円減る見込みで、
26年ぶりに1兆8000億円を下回る見通しです。
出版業界の調査や研究を行っている東京の出版科学研究所のまとめによりますと、
ことし国内で出版された書籍と雑誌の売り上げは、推定で合わせて1兆7440億円程度と、
去年よりおよそ600億円減る見込みで、昭和61年以来、26年ぶりに1兆8000億円を下回る見通しです。
ピークだった平成8年の3分の2程度に縮小したことになります。
このうち、書籍の売り上げは去年よりおよそ200億円減り、
25年前と同じ水準の8000億円余りになるとみられています。
また、雑誌は昭和59年以来初めて1兆円を下回った去年からさらに400億円減り、
9400億円程度になるとみられています。
一方、団塊の世代の高齢化に伴って、中高年向けの市場には底堅さも見られ、
中高年のファッションをテーマにした雑誌は、逆に売り上げが増加する見通しです。
出版科学研究所では、「若い人たちが雑誌を読まず、インターネットで情報を得る習慣が定着するなか、
雑誌が若い読者層を新たに獲得できなくなったことで売り上げが落ちている。
雑誌を読む習慣があり、人口構成の中で大きな割合を占める団塊の世代をどう取り込むかが、
当面の売り上げを左右していくのではないか」としています。
URLリンク(www3.nhk.or.jp)