12/12/30 13:32:36.28 a4yi10NB0
>>839
> 他国が買いたいと思える100の製品を生み出す生産能力があり
供給能力と貿易には関係がない。もちろん企業経営には関係するが。
貿易に限らず、商取引で一番影響があるのが「価格」であり、
その価格に一番影響があるのが「コスト」となる。
でもって、供給力を高める場合、この「コスト」をどう扱うかということに
なるが、此処から先が高インフレ国とデフレ国では逆になる。
デフレ国では人件費がコストとなり邪魔になる。つまり労働力を
必要としなくなる。これによって失業が増え、国民所得が下がる。
インフレ国の場合は、金利や様々な摩擦(「靴底コスト」など)が
発生する。これが混乱を生み出し、成長を妨げる。
経済学が主に取り上げてきたのは後者の方だが、デフレになった場合、
インフレ時の対策はほとんど効果が無くなる。これは一度世界恐慌時代に
経験しているのだが、今回の世界不況でまた同じ現象が見られている。
ケインズ先生復活だ。