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デフレ脱却と円高是正を掲げる安倍新政権が誕生、もともと自民党の勝利を織り込んで
売られていた円は下落ペースを加速させた。
このまま円安が進めば、これまでウォン安の恩恵を受けていた韓国・現代自動車に対し、
トヨタは価格優位性を取り戻せるかもしれないと、市場関係者はみている。
円相場は10月上旬以来、対ドルでおよそ8%、対ウォンで10%下落している。
トヨタ株はこの期間、30%も上昇した。「トヨタは円高の状況下でも利益を最大化できるよう、
非常に厳しいコスト構造を構築してきた。円の下落に伴い、トヨタの利益は一段と増加するだろう」と、
自動車業界の調査会社トゥルーカー・ドット・コムのアナリストで、日産自動車の幹部だったラリー・ドミニク氏は言う。
「逆にウォンが上昇している今は、(現代自は)日本勢が過去数年間直面してきたのと同じ問題を抱えることになる」。
日本の輸出産業はここ数年、韓国メーカーとの競争激化に加え、円高に苦しめられてきた。
国内 の産業空洞化も進み、工場労働の従事者は2002年からの11年間で13%減少し、1040万人程度まで減った。
その中でトヨタは日本での生産にこだわり、豊田章男社長は年間300万台は国内で生産するという方針を堅持している。
円高が是正されつつある今、これが逆に追い風になり始めた。
ウォンの上昇は、現代や起亜自動車など韓国勢には逆風となる。トムソン・ロイターの試算では、
ウォン安円高が進んだここ数年、現代の営業利益率は8.5%。ウォンが強かったころは6.5%だった。
韓国自動車研究院は今月、円がウォンに対して1%下落すると、韓国の自動車メーカーの
輸出は年間1.2%減少するという調査結果を発表した。起亜のある幹部は「ウォン高に苦しんでいる」と話す。 (抜粋)
URLリンク(jp.reuters.com)