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★安倍内閣発足―再登板への期待と不安
2度目の安倍晋三内閣が船出した。
混迷続きだった民主党政権の3年余をへて、日本の政治に安定を取り戻せるか。
突然の政権投げ出しから5年。挫折のなかから首相に再登板した安倍氏は、自民党への「政権再交代」を支持した民意に今度こそ応えられるのか。
この間、日本を取り巻く環境はいっそう複雑さを増した。
東日本大震災と原発事故。出口の見えないデフレ不況。1千兆円にも及ぶ国の借金。中国や韓国との領土対立、宙に浮く米軍普天間基地の移設……。
だれが政権を担っても、簡単に答えは出ない。
■バラマキの排除を
求められるのは、派手なパフォーマンスや掛け声ではない。
地に足をつけ、一歩ずつ問題を解きほぐす。そんな現実的な政策判断にほかならない。
たとえば経済政策である。
副総理に麻生太郎元首相をあて、財務相と金融相を兼務させる。新設の経済再生相の甘利明・前政調会長とともに、景気対策の司令塔にする狙いだ。
「デフレ脱却」への国民の期待は強い。政権が最優先課題に掲げるのは当然の判断だろう。
一方で、中央銀行を財布代わりにお金をばらまき、公共事業を積み増していけば、
国債金利の急騰から財政破綻(はたん)を招く危険な道につながりかねない。(>>2-5へ続く)
asahi.com 2012年12月27日(木)付
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