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病気を治したいから薬を飲むのに、薬のせいで逆に体調を崩してしまう。じつは、こんなケースがあとを絶たない。
死の危険に陥ることもあるという。どんな薬にも、必ず副作用はあるのだ---。
30代のAさんは、風邪をひいて鼻水や発熱の症状があったので、市販の風邪薬を購入して飲んだ。
だが、1週間以上飲み続けても発熱や倦怠感がとれず、10日ほどしてやっと病院を受診すると、
薬物性肝炎にかかっていることが判明した。
「風邪薬による副作用で、私が診たときは黄疸が出ていた。最初はたしかに風邪だったのですが、
薬の副作用で肝臓がやられ、途中からは発熱や倦怠感などの肝炎の症状に変わっていたのです。
それとは知らずに素人判断で風邪薬を長期間飲み続けたため、どんどん肝炎が悪化していったのです。
意外かもしれませんが、薬の中でも風邪薬の副作用はかなり多いのです」
この男性を診察した池谷医院院長の池谷敏郎医師が言う。風邪薬は症状を緩和するが、
早く治す効果はないため、風邪の場合休養するのが一番。だが、3~4日薬を服用しても
症状が改善しない場合は、病院へかかったほうがいいという。
このように、ある病気を治すために飲んでいる薬が、まったく別の病気の引き金になることは珍しくない。
たとえば、高血圧薬の一種のカルシウムチャンネル拮抗薬だ。血管の細胞は、血液中のカルシウムを利用して縮み、
血圧を上げる性質がある。そこで、カルシウムの取り込みを邪魔するカルシウムチャンネル拮抗薬を
投与することで血管を縮みにくくし、血圧を下げる。
この薬の作用について、『副作用 その薬が危ない』の著者で、秋葉原駅クリニック院長の大和田潔医師が説明する。
「飲むと血圧が下がるのが手にとるように分かる、よく効く薬です。ところがこれには、うつ様の症状や眠気、
だるさを引き起こす副作用があるのです。服用を止めたらうつが解消したという報告もあります」
URLリンク(gendai.ismedia.jp)
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