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政権交代を前に自民党の安倍晋三総裁が金融政策や原発事故対策、対中国外交などについて語った。
(中略)
--対中国外交は
「尖閣についてはわが国固有の領土だから一切交渉の余地はない。
(中国は)海域を含めて取れないという意思を私たちがしっかり示していく」
--中国には世界一、日本企業が入っているが
「切っても切れない関係だ。政治的な問題は常に起こるが、中国は日系企業を襲い、邦人に危害を加えようとした。明らかにルール違反で、
国際社会で糾弾されてしかるべきだ。日本はそういうことをやっていない。われわれの誇りだ」
「日本企業も(中国進出の)リスクを考えてもらう必要がある。中国だけに生産現場を頼るべきではない。一番安全なのは日本だ」
「日系企業が襲われたからといって政治的課題で屈したら何回も同じことが起こる。踏ん張るところは踏ん張らなければいけない。
それが戦略的互恵関係だ。互いが利益を得ていることを認識し合うという原点に両国、特に中国が戻っていくことが極めて重要だ」
--成長戦略は
「山中伸弥氏がノーベル賞を取ったが、日本では新薬が登場しにくい。例えば私は潰瘍性大腸炎だが、
今ここにいられるようになった薬は日本では10年間認可が遅れている。こういう分野は成長分野で、
行政上の問題や規制を緩和することで国民はより健康な人生を送れるし、何兆円という富を生み出すことにもつながる」
--デフレで将来に不安を抱える若者も多い。リーダーシップが問われる
「私の場合は、かつて首相を1回やって日本中から『お前はだめだ』と烙印(らくいん)を押された。
それでもう一度首相になるのは(現憲法下では)ケースとしては初めてだ。
政治家として政治生命をほとんど失い地獄をみてきた。だからこそできることもある。
挫折を含めて経験したことを生かしていきたい」
ソース 産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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