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無料で通話などができるスマートフォン向けの「LINE」と呼ばれるアプリを利用した少女が、
性犯罪に巻き込まれる被害が少なくとも14件起きていることが分かりました。
このアプリの利用者だけが対象の掲示板を通じて加害者側と連絡を取った結果で、
警察庁は被害が拡大するおそれがあるとして、こうした掲示板の実態把握に乗り出しました。
「LINE」はインターネットを通じて無料で通話やメールができるスマートフォン向けのアプリで、
去年6月のサービス開始以来、利用者が急増し、国内では3600万人以上に上るということです。
スマートフォンの電話帳にお互いが登録されていれば自動的に「友だち」として認識され、
やりとりができる仕組みで、本来は特定の仲間との交流を目的に開発されました。
ところが、警察庁などによりますと、このLINEを通じて小学生から高校生までの少女が
性犯罪に巻き込まれる被害が、ことし事件化されたものだけでも少なくとも
7つの都道府県で14件起きていることが分かりました。
LINEは電話帳とは別に、利用者が設定したIDを入力しても「友だち」として
登録できる機能があり、相手の名前や電話番号を知らなくても連絡を取ることができます。
こうした手軽さから、LINEの利用者を対象にした出会いなどを目的とする
ネット上の掲示板に、IDを公開して書き込みをする人が後を絶たず、
被害の多くはこうした掲示板を通じて加害者と連絡を取ったのがきっかけだということです。
同じような掲示板は50以上確認されていますが、同姓の友達や
いわゆるチャット仲間を募集する目的でも利用されていることなどから、
規制の対象になる「出会い系サイト」に認定するのは難しいのが現状です。
こうした事態を受けて、LINEの運営会社の「NHNジャパン」では、
18歳未満の利用者がIDを使えないようにする対策の検討を始め、
すでに一部の携帯電話会社との間では実施しているということです。
また、警察庁は被害が拡大するおそれがあるとして掲示板の実態把握を進め、対策を検討する方針です。
12月22日 18時57分
URLリンク(www3.nhk.or.jp)