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人類滅亡のXデーがとうとう明日となってしまった。だが「2012年12月23日に人類が滅亡する」という
マヤの予言になんと計算ミスがあったというのだ。誤差を修正すると待っていたのはふたつの超文明が示す
「滅亡の日」の信じ難い一致だった……。
2012年12月23日に人類が滅亡するというマヤの「人類滅亡説」。
ところが近年になって、この数字には計算ミスがあり、実際の「地球最後の日」は、2015年だった可能性がある、
と一部の学者たちの間で話題になっているのだ。
このマヤの暦や遺跡が世界的に再評価され、本格的に調査されるようになったのは、1987年にメキシコ国内の
5ヵ所の遺跡が一挙に世界遺産登録を受けたことがきっかけ。実は、まだ国による遺跡調査や暦研究は始まったばかりといえる。
だが、マヤの暦の驚異的な精密さはすでに広く知れ渡っており、解読は最優先課題とされた。
何しろ、暦さえ解読できれば、各遺跡の石壁に刻まれた日付などで、正確に遺跡が完成した日が確認できるのだから当然だろう。
ほどなくマヤ文明研究の第一人者である、グッドマン、マルテイネス、トンプソンの三博士の研究によって、
現在のグレゴリオ暦とマヤ長期暦との換算に使われる「GMT係数」なるものが発表された。
現在に至るまでマヤ全土の遺跡調査と年代確定には、すべてこの係数が使われてきた。
ところが、近年、このGMT係数が完全ではないことが指摘されるようになり、ついにマヤ暦研究の第一人者である
アメリカのロバート・ワナメーカー氏がこの間違いを認めることになった。
「世紀の計算ミス」の内容を大まかに説明すると、マヤ長期暦の1周期を約5000年としてグレゴリオ暦に換算した場合、
4年に約1日増える“うるう年”を計算に入れていなかったというのだ。つまり、5000÷4=1250日もの誤差が出ており、
誤差を修正すると、マヤ長期暦の終わりの日は、西暦2012年12月23日から1250日後の2015年9月3日になるというのである。(抜粋)
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