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福岡市博多区のクリニックが、さまざまな病気の治療などをうたい、研究段階にある幹細胞投与を
毎月500人近い韓国人に実施していることが分かった。韓国ではこうした行為は薬事法で禁じられているが、
日本には規制がない。幹細胞を使ってさまざまな病気を治す「再生医療」に期待が集まる中、
効果や安全性に議論のある治療法が広がっている実態が明らかになった。
◇「日本人の前に準備」
このクリニックは「新宿クリニック博多院」。今年5月、JR博多駅近くの雑居ビルに皮膚科医院として開業した。
複数の関係者によると、韓国のバイオベンチャー「RNLバイオ」(本社・ソウル)が韓国人に同院を紹介している。
R社が培養・保管する幹細胞を、同院で複数の日本人医師が点滴や注射で投与している。韓国人患者の多くは日帰りだ。
同院で投与に当たる榎並寿男(えなみひさお)医師(65)は「韓国人に、本人の脂肪から取り出した
『間葉系幹細胞』を投与している」と説明する。糖尿病や心臓病、関節リウマチ、パーキンソン病など
多くの病気を治せるとしている。
韓国の厚生行政当局や関係者によると、R社は幹細胞の保管料などとして患者と1000万~3000万ウォン
(80万~240万円)の契約を結ぶ。日本など規制がない外国の医療機関に協力金を支払い、患者を紹介する。
厚生労働省は10年3月、医政局長名で通知を出し、医療機関が幹細胞治療をする場合は
施設内倫理委員会の承認を得ることや、実施後のデータ公表などを求めた。榎並医師によると、
同院ではこの手続きを踏んでいない。(>>2以降に続きます)
ソース:毎日jp(毎日新聞)
URLリンク(mainichi.jp)
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