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★韓国新大統領 対話でアジアの安定を(12月21日)
韓国に初めて女性大統領が誕生する。
5年に1度、強い権限を持つリーダーを決める直接選挙で、保守系の与党セヌリ党の朴槿恵(パククンヘ)候補(60)が当選した。
来年2月末に就任する。
革新系の野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)との事実上の一騎打ちは、
李明博(イミョンバク)政権で広がった経済的な格差の是正が最大の争点だった。
国民は、財閥の系列会社支配を全面禁止するなど急進的な改革を主張した文氏よりも、穏健な政策を示した朴氏を選んだ。
それでも新大統領は、貧富の格差を解消し国民生活を向上させる重い課題を担う。
自民党の安倍晋三総裁が首相に再登板する日本との関係改善や、
金正恩(キムジョンウン)第1書記に代替わりした北朝鮮とどう向き合って北東アジア情勢を安定させるかも手腕が問われる。
朴氏は、軍事独裁政権を20年近く続けた朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の長女だ。
父母とも暗殺されるという悲運を背負う。「両親のいいところを受け継いだ」と言われる穏やかながら芯の強い人柄で人気を集め、
1998年に政界入りして経験を積んだ。
儒教の影響が根強く男性優位の韓国社会で女性大統領の誕生は大きな変化と言えよう。女性票が決め手だったとの分析もある。
女性の権利向上や社会進出への期待が高まろう。
文氏は、公示直前に出馬辞退した安哲秀(アンチョルス)ソウル大元教授(50)の支援を受け追い上げたが及ばなかった。
新大統領は、李大統領が8月に竹島(島根県、韓国名・独島(トクト))を訪問したことで悪化した日本との関係をどう立て直すかも課題だ。 (>>2-3へ続く)
北海道新聞
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