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自民党の安倍晋三総裁は２０日、閣僚や党役員ら新政権の骨格をほぼ固めた。谷垣禎一前総裁や９月の総裁選で争った石原伸晃前幹事長を入閣させる意向で、
「お友達重用」との批判払拭（ふっしょく）に躍起。一方、総裁選で安倍陣営の中核を担った山本一太参院政審会長や下村博文元官房副長官の入閣も検討しており、
「結局、論功行賞のお友達内閣」との批判が出ている。
安倍氏は谷垣氏を総務相か法相で起用することを検討。関係者によると、谷垣氏に衆院議長就任を打診したが固辞され、閣僚での処遇を検討することにした。
谷垣氏は０９年の野党転落直後に党総裁に就任。１０年参院選で勝利し、野田佳彦首相から「近いうちの衆院解散」という発言を引き出すなど、
政権奪還に功績があったとの声が党内に根強い。今年９月の総裁選に出馬できず、同情する意見が強まっており、閣僚に起用することで挙党態勢を印象づける狙いがある。
石原氏は総裁選で争ったものの一時期、政策グループを共に結成するなど安倍氏に近い。総裁選では国会議員票で最多票を獲得しており、
閣内で処遇することで党内融和を図る狙いもあるとみられる。総裁選に出馬した林芳正元防衛相の入閣も取り沙汰されている。
一方、総裁選で安倍陣営の中核を担った山本氏や下村氏も入閣させる方向で検討。入閣すれば共に初めて。山本氏は環境相、下村氏は文部科学相が有力だ。
スポニチアネックス 12月21日(金)7時1分配信
URLﾘﾝｸ(headlines.yahoo.co.jp)
（続）