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【産経抄】6月30日
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今年の初め、九州の地方紙(西日本新聞)に奇妙な
投書が載った。90歳の老人が書いたというその内容
の面妖さは、少紙の読者ならすぐ気がつかれるだろうが、
ちょっとご紹介しよ う
▼昭和20年秋、ところは中国・南京郊外。敗残の
日本兵が引き揚げのため歩いていた姿をみた軍の幹部
たちは「今こそ恨みをはらすべきだ」とのちの首相、
周恩来 に機銃掃射の許可を求めた
▼しかし、彼は「日本兵も一握りの軍国主義者の哀れ
な犠牲者だ」とさとし、コメを一升ずつ配ったという。
老人は、「戦争の惨苦を体験 していたならば、A級
戦犯をまつる靖国神社に参拝しないであろう」と締めくくっている
▼よくできた美談ではある。だが、この年の秋、周恩来
は国民党との和平協定交 渉のため南京から遠く離れた
重慶で過ごした。しかも当時、中国中南部の多くの地域
は国民党の勢力下にあった。南京郊外で司令官でもない
周恩来と将軍たちがそ んな会話をかわせるはずがない
のである
▼ご老人の思い過ごしを責めるつもりはないが、ちょっ
とした常識があれば、おかしいと気がつく代物を先月、
国会でとりあげた御 仁がいる。社民党を見限って民主党
入りした横光克彦代議士だ。彼は首相の靖国参拝に反対
する道具に使ったのだが、歴史認識どころか基礎的な
歴史知識すら怪しい (産経新聞)