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・誰に首班指命を入れます、どこと組みますというオッサン同士のしょうもない「三国志」みたいなパワーゲームを連日報じることが
すでに若者たちの激しい拒否反応を招いているということを、各局の政治部記者たちは真剣に受け止めなくてはいけない。
そんな報道を見比べていると「あー、また始まるのかあ」とややウンザリした気持ちになる。
自民党政権の話ではない。マスコミ各社の“安倍晋三バッシング”だ。
なんてことを言うと「愛国主義者め」とそれこそこちらがバッシングされそうなので、ハッキリ断っておくが、特に安倍さんのことは
好きでも嫌いでもない。総理時代は、よく悪い話を書かせていただいた。お母さまともどもお世話になっている某新興宗教との
ホニャララな話だとか、中洲のママとのアレな噂とか。ただ、それはあくまでそういうネタが舞い込んできたからであって特別な感情はない。
ここで言う“安倍晋三バッシング”とはもう、安倍さんを親の仇がごとく憎んでいて、テレビに出て何かしゃべっているだけでも
虫酸が走るというマスコミ人が、繰り広げるかなり感情的な攻撃のことだ。
そんなヤツいねえだろ、と思うかもしれないが、みなさんが想像している以上に多い。例えばちょっと前、某キー局の
元アナウンサーが教えてくれたのだが、報道局の人間が安倍さんのことをとにかく嫌いでたまらなく、総理時代にわざと
記者の質問をはぐらかしているシーンばかりを十数カットつないで放映した。ワイドショーなどではわりとよくある
“印象操作”だが、驚いたのはそれを番組と番組の間に流す5分ほどのスポットニュースの中でやったということだった。
その苦心の作品をつくりあげた局員は、周囲にこんなことを言ったという。
「オレが安倍を辞任させてやる」―。
元アナウンサーから一緒に話を聞いていた人たちは、報道機関の人間がそんな非常識なことをするわけがないだろうと
半信半疑だったが、私からするとごく普通の「マスコミ業界あるある」だ。マスコミの友人たちと飲むと、必ずこういう
人がいる。(>>2-10につづく)
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