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★〈新ポリティカにっぽん〉民主「最強の57人」に重責
■早野透(桜美林大教授、元朝日新聞コラムニスト)
総選挙の結果が出た。民主党政権はあえなく退場して、自民党・公明党政権の再登場である。それにしても、「こちらがだめならあちら」という小選挙区は、
劇的な浮沈をもたらすものである。3年4カ月、せっかくの晴れ舞台を生かせなかった民主党は、もって瞑(めい)すべし、というほかない。
大阪10区。自民党から日本維新の会に移った松浪健太氏とデッドヒートで敗れ、比例復活した辻元清美氏。「叫べども叫べども、どうしても声が届かないのよ。
民主党といっても有権者はフンという感じで」。吹き荒れた「維新暴風」のなか、大阪の民主党でたった1人生き残ったのは、「清美ファン」の個人票によるものだった。
開票の夜のテレビチャンネルを回せば、同じく民主党の長島昭久氏が「いくら説明しても聞く耳を持たない、言い訳なんか聞きたくないという感じで」と語っていた。
それでも東京21区で当選したのは、防衛問題で一家言ある個人の力量が救ったのだろう。
有権者にとって、どの政党に投票するか、どの候補者を選ぶかの基準は、ひとつは実績評価、もうひとつは政策ビジョンである。
とりわけ与党は、政権を持っていた間にどれだけのことをしたのか、しなかったのか、実績評価にさらされることになる。
思い返せば、3年4カ月前、自民党の安倍、福田、麻生の3代の政権崩壊の体たらくに「いっぺん民主党に」ということで政権交代が実現した。
やらせてみたらこちらは未熟この上なし、マニフェストで約束した子ども手当はどこへやら、約束していない消費税を増税するとあっては、
いくら政策合理性を訴えても大衆は聞く耳を持たない。おかげでこんどの選挙で、民主党のあぶくのような「その他大勢」が削(そ)ぎ落とされて、
「最強の57人」で再出発するのは、それはそれでいいことかもしれない。 (>>2-5へ続く)
asahi.com 2012年12月17日11時19分
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