12/12/17 14:07:08.03 0 BE:2619130289-PLT(12067)
>>1(の続き)
■コトを荒立てたくない安倍氏
新潟5区で、自民党の長島忠美氏が民主党の田中真紀子氏を破って当選した。かつてこの地域に絶大な城を築いた田中角栄の命日でもある12月16日に、
角栄の娘が議席を失ってしまった。
実は、角栄を支えた「越山会」の人々の半分ほどは、真紀子氏と肌合いが合わずに長島陣営に乗り換えている。
加えて、安倍晋三自民党総裁が「景気が一番」という政策ビジョンを打ち出した。
「金融緩和と公共事業で仕事が来るだろうと建設会社が胸を膨らませているんですよ」というのは、地元の事情通氏の話である。
この自民党大勝利は、民主党はもうイヤ、しかし第三極はまだ託するに足らず、この際やむなしという消去法的選択であったことは、
自民党の幹部がそろいもそろって認めるところである。だから、新潟5区の事情通氏はこう言うのである。
「もし自民党政権が景気浮揚に失敗すれば、なーんだということになってまた自民党離れを起こしますよ」
自民・公明政権は、これからどう動くか。ねじれの参院が否決したって衆院で再議決できる3分の2の議席を握ったのだから、
イケイケどんどんとなるかといえばそうではあるまい、まもなく首相になる安倍晋三自民党総裁は、外交内政きわめて慎重精妙にコトを運ぶはずである。
1度目の安倍政権がたった1年で挫折した経験もある。参院選まであと半年である。ここで乱暴して参院で過半数を取り損なったりすれば、
今回の衆院選勝利も実はなにほどのものでもない。(>>3-5へ続く)
asahi.com 2012年12月17日11時19分
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