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★SNSから住所特定、大量メール送りつけ… 「サイバーストーカー」恐怖の手口
メールやSNSを使ってストーカーまがいの行為を働いたり、実際に危害を加えたり
する「サイバーストーカー」が、今増えている。
ストーカー規制法ではメールの大量送信など、インターネットでの行動についての
規制がなく、「法の抜け穴」を利用した嫌がらせといえる。巧妙な手口も珍しくなく、
被害を未然に防ぐ方法はあるのだろうか。
実際に会ったことがなくてもSNSやブログの顔写真を見て…
サイバーストーカーとはサイバー犯罪の一種で、①大量にメールを送りつけたりSNS
で執拗に交流を図ったりする②匿名掲示板などのウェブサイトに特定の人物の誹謗中傷
を書き回る③インターネット上から個人情報を割り出して勤務先や学校に嫌がらせ、
実際に家まで出向いて物理的なストーキングに及ぶ、などの行為が挙げられる。
実際に会ったことがない相手でも、SNSやブログに掲載されていた顔写真を見て恋愛
感情を抱き、ストーカー行為に発展してしまう場合や、掲示板などに書き込んだ内容が
気に入らないとして最初から恨みの気持ちで嫌がらせを行う場合などが考えられる。
2012年11月に起きた神奈川県逗子市のストーカー殺人事件では、加害者が
「ぜってー殺す。刺し殺す」などと書いたメールを1日80~100件送っていたこと、
脅迫容疑で一度逮捕されてからも「婚約不履行」「結婚を約束したのに、ほかの男と結
婚した」「慰謝料を払え」といったメールを大量に送りつけていたことが明らかになった。
さらに加害者はYahoo!知恵袋を使い、「お世話になった人を探しています。住所を
特定できる方法はありますか」などとネットユーザーに質問していたと見られている。
サイバーストーカーが最悪の事態までエスカレートしてしまった例だ。
(続く)
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