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育児と仕事 両立させて 遠い待機児童ゼロ 収入不安、結婚二の足
「少子化問題」は、衆院選の重要テーマの一つだ。待機児童や非婚・晩婚化などの課題に各党、
各候補者はどう対応しようとしているのか。子育て世代は注目している。
10日、名古屋市名東区にある認可保育所「チャイルドアカデミー上社保育園」。
小雪が舞う中、子どもを抱えた母親が入園希望者の面談に次々と訪れた。
「4月に入れない場合がありますが、どうしますか」。区職員からそう説明され、会社員神山
こうやま綾子さん(33)は「どうって言われても……」と言葉を詰まらせた。
長男光理ひかりちゃんが生まれて9か月。来年4月には仕事に復帰したいが、子どもの預け先がないとそれもかなわず、
育児休暇の延長も考えなければならない。
自宅のローンがあり、会社員の夫(43)の収入だけでは生活が厳しい。面談した区職員は、
申し訳なさそうに「母子家庭など切迫している人を優先せざるを得ない」と説明するが、
神山さんは、「2人で働かないと経済的にやっていけない」と話す。
子どもの数は減っているが、認可保育所の待機児童の問題は解消されない。
2011年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの平均数)は1・39。
出生数も全国で前年から2万人以上減ったが、待機児童数は約2万5000人。
4月1日現在、名古屋市の待機児童は1032人と2年連続で全国最悪だった。
市は来春、25保育所を新設して待機児童ゼロを目指すが、
「新設のたびに入所を諦めていた希望者が出てくる」(市保育企画室)ため、実現できるか不透明だ。
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