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★景気減速に狼狽は禁物、対症療法より根本治療を=武田洋子氏
<円高だけが競争力低下の原因か>
日本経済の行方を展望する際に気になるのは、世界経済減速による日本の輸出減と、
競争力低下によるシェア縮小の双方が同時並行で起きている点だ。
今回の日本の景気失速の主因は前者だが、過去数年間のデータを見ると、
世界の家電市場などにおいて日本企業のシェアが奪われつつある。
もともとシェアが低下しているトレンドの中で、世界経済が減速し需要も下がり、
日本の輸出そしてGDPへの影響が相対的に強く出ている可能性がある。
確かに、日本の輸出セクターが円高によって不利な競争環境に置かれてきたことは、否定しない。
たとえば、中国の自動車市場におけるドイツ勢の躍進はユーロ安に負うところも大きく、
欧米の家電市場における韓国勢の躍進の背景には(最近でこそ上昇しているが)長く続いた
ウォン安トレンドがある。円高の修正が続けば日本の輸出セクターにはプラス要因となる。
だが、たとえ円安になったからと言って、それだけでアップルのiPhoneのような
世界的なヒット商品が日本企業から生まれるわけではないだろう。
日本企業にとっての課題は、成長分野を見極め、経営資源をそこに投下するマネジメント力、技術を事業化し
普及させるためのマーケティング力、そして業界横断的なシステム・インテグレーションの強化である。
REUTERSから抜粋 URLリンク(jp.reuters.com)
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