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政権かけ火花散らす 野田首相、安倍総裁が来県
衆院選が４日公示され選挙戦が本格化する中、民主党の野田佳彦首相と自民党の安倍晋三総裁が相次いで来県。
和歌山市で街頭演説し、政権をかけて舌戦を繰り広げた。
野田首相は５日夕方、ＪＲ和歌山駅前で街頭演説し、子ども手当や年金改革など３年半の民主党政権の実績をアピールした。
「国民の命を預かる現場を立て直してきた。高校授業料無償化で経済的な理由で高校をやめる生徒は半減した」と述べ、
「子どもと若者は日本の宝物。そこをサポートする政治に間違いはないと思う。その政治を前に進ませてほしい」と訴えた。
その上で、社会保障と税の一体改革について「社会保障をみんなで負担するための改革。
小泉さんや安倍さんは先送りにしてきたが、私は決断した」と述べた。
一方、安倍総裁は６日朝にＪＲ和歌山駅前で街頭演説し、政権奪還の必要性を訴えた。
「自民党の政権公約はできることしか書いていない。民主とは違う」と述べ、
民主党のマニフェスト未達成を批判。金融政策に言及し「日本はデフレと円高に苦しみ経済が低迷している。
脱却しなければ財政再建もできない」と話し、日銀と政策協定を結び２％のインフレ目標を設定する必要性を訴えた。
また、国土強靱（きょうじん）化政策を「国民の命を守る大切な公共投資」と述べ、インフラ整備推進の重要性を呼び掛けた。
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共産党は６日に市田忠義党書記局長が来県し、正午すぎから和歌山市のＪＲ和歌山駅前で街頭演説。
日本維新の会は８日に、幹事長の松井一郎大阪府知事が来県し、紀の川市と岩出市で街頭演説する。
【左＝民主政権の実績を強調し支持を呼び掛ける野田佳彦首相（５日）】
【右＝政権奪還の必要性を訴える自民党の安倍晋三総裁（６日）】
(2012年12月06日更新)
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