12/12/05 17:17:06.10 0
>>1の関連情報
★トム・クルーズが小泉首相に渡した本 朝日新聞論説委員 清水建宇氏
いささか旧聞に属しますが、自民党総裁選さなかの8月28日、ハリウッドスターのトム・クルーズが首相官邸を訪れ、小泉首相に会いました。
新聞もテレビも(もちろんニュースステーションも)談笑する二人を報じました。
小泉首相は「『トップガン』も『レインマン』もいい演技だね」と語りかけ、最後はプレスリーの曲を一緒に歌ったのだそうです。
翌週の週刊誌も、この話題に飛びつきましたが、
「小泉パフォーマンスのために、トム・クルーズに官房機密費を払って呼び寄せたのではないか」(週刊新潮)などと想像をたくましくする記事がほとんどでした。
しかし、多くのメディアが無視しましたが、トム・クルーズはこの日、1冊の本を手渡すために首相官邸を訪れたのです。
それは、L・ロン・ハバード著『学び方がわかる本』の日本語訳(ニュー・エラ・パブリケーションズ発行)で、学習障害を克服するためのテキストです。
官邸訪問を仲介した人に直接聞いたのですが、トム・クルーズ自身、子どものころから学習障害に苦しみ、
この本に出会って立ち直ることができたため、日本語訳ができたと聞いて、ぜひ日本の総理大臣に手渡したいと考えたのでした。
学習障害は、近年、教育現場で注目されている子どもの障害で、知能は高いのにうまく覚えられなかったり、勉強でつまずく現象をいいます。
典型的なのが「読み書き困難」で、欧米ではディスレクシア(失読症)と呼ばれています。
bとdの区別がつけにくい、「い」と「こ」を混同する、九九の一部の段だけ覚えられない、など、さまざまな症状があります。
トム・クルーズも1冊の本を集中して読むことができず 、5、6冊を同時に読むような習慣から長い間抜け出せなかったといいます。
欧米では1960年代から研究され、ディスレクシアの出現率が10%以上にのぼることがわかりました。
治療や指導の方法が確立され、支援の態勢も整えられました。
続く