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「通常は、奥さんには警察から淡々と連絡が行き、そこでパニックに陥ることになります。
冤罪にせよ、本当にやったにせよ、痴漢で捕まると社会的地位を失う可能性がかなり高い。
奥さんが一人悩んでも状況は好転しないので、一刻も早く信頼できる弁護士に相談するべきです」
男女トラブルの相談を数多く受けてきた長谷川裕雅弁護士もこう続ける。
「真面目なサラリーマンが強盗殺人の容疑者になる事件はまず聞かない。
でも、性犯罪の容疑者になる事件は掃いて捨てるほどあります。
どんなに真面目な人間でも、性欲という本能的な欲求と無縁でいられないからです。
世の中に男と女がいる限り、冤罪も含め、痴漢は他人事ではないと肝に銘じるべきでしょう」
だからこそ、男性諸氏は「その時、妻がどうなるか、どうするか」の実例を知り、法律の専門家の意見に学んでおいたほうがいい。
今から10年前、父親が痴漢で捕まったという男性Aさん(35歳)は、家庭内の実情をこう明かす。
「母親は私には捕まったことを打ち明けましたが、妹には『入院していた』で押し通しました。父はクビにはならなかったけど、
逮捕の事実は会社にバレたようで、地方に左遷。母は『お父さんはやってない』と当初は言っていましたが、
『でも信用できなくなる瞬間もある』と、私の前で泣くようになりました。
あれ以来、父と母の夫婦関係にはヒビが入ったままです。本当に父が痴漢をしたのか、それも謎のまま。
普段は真面目な父だっただけに、森本アナの事件の報道を見ても、他人事とは思えないです」
Aさんは成人していたので、母親も苦悩を打ち明けたが、子供たちがまだ小さい場合は完全に内緒にするケースが多いという。
「日本人の道徳観念として、数ある犯罪のなかでも性犯罪は特に恥ずかしい、という意識があります。
今後、子供を教育するなかで、父親が性犯罪者では何を言っても説得力がないどころか、逆に反発されるでしょう。
女の子なら特にそう。だから、子供にはあえて言う必要はないと私は思っています」(長谷川弁護士)
夫婦・家族問題コンサルタントの池内ひろ美氏は、夫が痴漢をした夫婦の相談もこれまで多数受けてきた。