12/12/04 22:45:43.47 5oqU7nyo0
はい、教える側です。(高校)
1 文法やらないと、入試できないのは当然。また、「古文好き」のためだけの
授業ではない。極端な話、古文が嫌いで宮廷受ける理系、コイツらには文法だけでも
得点させたい。いわゆる「読解力」だけの授業展開ではだめだろう。論理的思考を
磨くために「ちょっとだけ」役立つ。
2 心情の理解云々、一般にはいささかの不見識が見られるかもしれない。いわゆる「昔の人も
今の人と同じ云々」といった言説は「ウケる」けど、実際にはそうではないだろう。
寧ろ古人と現代人の感性の違い、そこから発生する思考構造の違いのほうが大切だし、
面白い。
3 いわゆる「グラマー的」営為の部分あると思う。英文法の話ではない。中世より続く
ヨーロッパでのラテンテキストの解釈体系のこと。これが目指すところは古文より
漢文のほうだ。まあ、儒教教養が「存在していた」ことの理解は今後の歴史にも必要だと思う。
だいたいこんな感じで考えてる。
大学の専攻は現代文のほうだけどね。