12/12/04 20:35:41.78 uYk14hDt0
>>386
日本語における漢詩は、完全に「翻訳を楽しむ」世界だからね。
中国語の韻文を鑑賞するという要素は、実はほぼゼロに近い。
本来の漢詩は、中国語の複雑怪奇な音の響きを、
複雑に組み合わせた音の配列を楽しむという、中国語固有の要素が半分以上を占める。
日本語の文脈でも「平仄」と言うが、日本人で、この本来の感覚を知っている人はほとんどいない。
これは、中国語で「ポーン」とまっすぐ抜けるか、「ギュゥヮェン」と音がアクセント変化を伴いよじれるか、
という母音の差異を示すもの。