12/12/04 16:34:21.20 4Mulgh1P0
小林よしのり
TPPとは、アメリカ主導で作られるグローバル・スタンダードを
一律に全参加国に適用しようというものである。
それぞれの国に固有の伝統・文化は、グローバル・スタンダードが優先されることによって消滅してしまう。
例えば日本における「稲作」は天皇の祭祀にも結びつく、日本人の信仰・文化の中心である。
しかし「グローバル・スタンダード」では稲作はあくまでも単なる農業の一分野であり、
コメは単なる一農作物でしかない。
TPPによってコメの関税が撤廃され、安い外国米が大量に入って来るようになったら、
日本らしい田園風景はたちまち姿を消してしまうだろう。
それでも安いコメが食べられればいいじゃないかと思うような者が、
保守であるわけがないのである。