12/11/29 22:56:50.62 0
日本未来の党(代表・嘉田由紀子滋賀県知事)が29日公表した衆院選向けの政策要綱は「子ども
1人当たり年間31万2000円の支給」など「国民の生活が第一」(小沢一郎代表)が掲げる政策が
盛り込まれ、「小沢色」の強い内容となった。選挙事務も生活の事務局が取り仕切ることになり、
「無役」の小沢氏に依存せざるを得ない未来の現状が鮮明になってきた。
年間31万2000円(月額2万6000円)は民主党が09年衆院選マニフェストに盛り込んだ
「子ども手当」と同額で、自民党などから「バラマキ批判」を浴びて頓挫。今回の民主党マニフェスト
からは消えている。同党の安住淳幹事長代行は29日、滋賀県長浜市で記者団に「財源はいくらでもある
という考えでは私たちと同じ失敗を繰り返す」と語り、09年マニフェストを主導した小沢氏への恨み言
も込めて皮肉った。
嘉田氏は29日、記者団に「生活の政策には全体として合意していた。そこに卒原発や女性・子ども
政策を私の党首の責任でプラスした」と述べ、生活の政策をベースにしたことを認めた。財源について
要綱は「特別会計の全面見直しなどで捻出する」と民主党の09年マニフェストと同様の説明にとどまった。
また、未来は同日、「党本部事務を生活の事務局に委任する」と発表した。副代表に起用された生活の
森ゆうこ参院議員はブログで、小沢氏側近の佐藤公治参院議員が未来の財務担当に就任すると発表。
嘉田氏が27日に代表代行に指名した飯田哲也・環境エネルギー政策研究所所長は副代表に「降格」された。
党本部は東京・中野の同研究所に置かれるが、政策や選挙、党財政などは事実上、東京・永田町の生活の
事務局が仕切ることになる。
嘉田氏は29日のフジテレビの番組で未来の結成について、小沢氏側近の達増拓也岩手県知事から
「9月末にアプローチがあった」と明かした。小沢氏は同日、水戸市の会合で「嘉田さんとは長い知り合い
ではないが、目指すところと政策が一致している。嘉田代表を先頭に全国民に(支持を)お願いしていきたい」
と意気込んだ。
▽毎日新聞
URLリンク(mainichi.jp)