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★入り交じる期待と不安/橋下氏来青（2012/11/29 09:06）
衆院選の台風の目とされる第三極。２８日には日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長が来青、
ＪＲ青森駅前でマイクを握った。雄弁な“維新旋風”の立役者に、
街頭からは「既成政党ではできないことだ」と変革を求める声が上がる一方、
政党の離合集散に伴って生じた政策のぶれに批判的な意見も。新興勢力への期待と不安が入り交じった。
「（改革を）やらなければ日本の再生はない」。
寒空の下、白い息を吐きながら熱っぽく語る橋下氏に、取り囲んだ聴衆から幾度となく拍手が湧き起こった。
青森市の無職男性（７３）は、現行の社会保障制度が高齢者に手厚すぎるとの指摘に納得した様子。
自身も年金生活者だが「将来のために我慢する。いいことばかり言う政治は駄目だ」と述べ、改革の実行に期待する。
弘前市の男子大学生（２２）は「政策には共感できる」と話したが、「他党とも見比べたい」と慎重に投票先を選ぶ考えだ。
一方、青森市の会社員男性（５６）は「党の合流をめぐって政策が変わった。本当に信じられるのか」と語り、
太陽の党との合流に疑問を呈した。
また、維新が環太平洋連携協定（ＴＰＰ）の交渉参加に積極的であることを踏まえ、
演説中に「ＴＰＰを勉強しろ」とヤジが飛ぶ場面も見られた。（松浦大輔、佐々木琢磨、田村祐子）
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