12/11/26 00:12:49.77 81Irtoss0
日本が通貨戦争で欧米と対峙できない(切り下げ合戦に同時進行で参加できない)のは
・円が国際取引の決済通貨として通用する規模が圧倒的に小さい
・日系企業以外の製品輸出先国際市場としての日本市場における円取引の規模が小さい
・にもかかわらず国内経済のみで円経済圏は米欧通貨圏に次ぐ規模である
・日本自身も国際取引をドルとユーロに頼っている
・日本企業がまず米欧の消費市場回復に自己の業績回復を頼っている
・要するに円と日銀が三大通貨の通貨戦争上、客観的に最弱であり市場もそう捉える
・上記の点とも密接に関係するが、国際的な政治力が弱く、とりうる現実的な政策手段が限定される
・したがって共倒れを防ぐためには最弱国が、他の通貨圏の消費市場が回復するまで通貨高を引き受けざるを得ない
・回復基調が鮮明になった局面では最早、通貨安誘導は周回遅れで逆効果ですらある
こういうことなので、米欧市場輸出頼み(新興国経由であっても)の産業構造転換や
円の国際決済通貨としての実力(他通貨との対等以上の連携含め)に対して
市場が評価しなければ、いくら悔しがっても最弱の現状を脱することはできずどうすることもできない
まあ没落して第三の通貨の座からすら転げ落ちるという選択肢ももちろんあるが