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”医師法違反:医師免許なしで整形手術の疑い…元事務長逮捕”
医師免許がないのに美容整形手術をしたとして、警視庁は２５日、美容整形外科「メディクリニック南青山」
（東京都港区、１１年８月廃業）の元事務長、沢部勝仁容疑者（４７）を医師法違反（無資格医業）容疑で逮捕した。
「陰部の手術を受けたら腫れが引かない」などとして０９年６月?１１年１１月に約４０件の被害相談が寄せられており、
関連を調べている。
逮捕容疑は１０年１月?１１年９月、医師免許がないのに３回にわたり、都内の自営業の男性患者（３８）の陰部に麻酔を注射し、
シリコンボールを挿入して縫合するなどの医療行為をしたとしている。「自分がやった。内容は記憶している」と容疑を認めている。
生活環境課によると、男性患者の陰部は化膿（かのう）し、感染症を引き起こす恐れがある状態だった。
クリニックの管理者は、愛知県で眼科医院を経営する６０代の医師の男だったが、医療行為はしておらず、
実際には沢部容疑者が偽名を使って手術をしていたとみられる。
男は「クリニックの関係者に『月２回出勤すればいい』と言われ管理者を引き受けた」と話しており、
クリニックの管理者についても医療法違反で調べる。ほかに実質的な経営者や手術に携わった人がいるとみて、
関係者数人から事情を聴く方針。【黒田阿紗子】
毎日新聞 2012年11月25日 20時00分（最終更新 11月25日 20時30分）
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