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イオンは全国のグループ食品スーパーが千店を突破したことを記念したセールを20日、いっせいにスタート。
九州で123店を展開するマックスバリュ九州(福岡市)もプライベートブランド(PB)を含めた約90品目を値下げした。
業界では西友やダイエーなどの大手グループも先行して値下げ。
ディスカウント店やドラッグストアなどを交えた全国屈指の激戦区といわれる北部九州は、
歳末商戦を前に「安売り競争」が過熱している。
従来68円のPBレトルトカレーが58円、498円のPB「とろけるチーズ」(500グラム入り)が458円…。
セールに突入した福岡市西区のマックスバリュ九州の姪浜駅前店で、
安くなった商品を手にした近くの主婦(62)は「日々の買い物は少しでも安く買いたい。値下げは大歓迎」と笑顔を見せた。
18日現在の同社の商品平均単価は133円だったが、今回の値下げで130円を切ったとみられ、
2010年比で30円以上下がった。全国のイオン系食品スーパー17社では最安値。
柴田英二社長は「利便性やサービス向上にも努めてきたが、九州の消費者は価格に厳しい」と明かす。
同社はセールが終了する12月18日まで、毎週火曜日に一週間利用可能な「5%割引クーポン」を配り、さらに「安さ」を強調する。
北部九州は、トライアルカンパニー(福岡市)やMrMax(同)などのディスカウント店の本拠地。
ドラッグ大手のコスモス薬品(同)でも食品を扱っており、価格競争が特に激しい地域として知られる。
競争のあおりを受け、12年9月中間決算(単体)で3年連続の減収になった地場のスーパー大栄(北九州市)の中山勝彦社長は
「人件費などのコストを下げて、損益分岐点を下げるしかない」と嘆く。
こうした中、消費増税や電気料金の値上げ方針が示され、さらに価格に敏感になっている消費者を囲い込むため、
大手スーパーが相次いで大幅値下げを実施している。
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