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「維新の橋下徹代表代行は、僕の地元の山口県下関市で街頭演説前に『ここでやりま
す』と電話してきた。僕は『どうぞ。下関のフグを堪能してください』と返信。演説会場は地元
民が少ない観光地を選んだそうだから、橋下さんなりに微妙な気配りがあるんでしょうね。ほら、
なんてったって『維新の会』だから、長州征伐するわけにいかないでしょ」
ただ第3極は橋下氏ばかりでない。太陽の党を1週間で解党した石原慎太郎前東京都知
事は橋下氏と合流。みんなの党の渡辺善美代表も連携を模索している。消費税増税や原発
問題など、重要政策の相違は置き去りだが、大丈夫なのだろうか。
「この3氏のトリオは合わないと思うよ。バラバラじゃみんな死ぬという思いが強いんだろう。まず
はお手並み拝見ですよ」
第3極が政策抜きに連携を急いだのは、安倍さんが進めた「太陽政策」も間接的に影響
したといえる。安倍さんは赤字国債の発行など懸案処理を積極的に進め、首相を年内の
衆院解散・総選挙に導いた。いわば圧力型の「北風」より「太陽」。水面下の談合を重視
した従来の自民党の国会対策とは明らかに違う。政権維持のためうそをつきまくった民主党
だけに、「握る前にバンバン譲れ」という手法に不安はありませんでしたか。
安倍さんは炭酸入りマッコリをのどに流す。
「基本的に私は任期が3年あるんだよ。率直にいえば、余裕はある。ここで解散を決断し
なければ、年明けに首相の首はより絞まる。そもそも解散するのは国を救うためで、自民党の
党利党略においては必要ないことだ。意味が分かるかな。ここは重要なポイントだよ」
目先より今後を見た姿勢が、野田首相の心を溶かしたということか。
「ちょっといいですか」と店内のお客さんが写真撮影を頼んできた。安倍さんは「はいはいはい」
と握手しながらカメラに笑顔をみせる。案内した店の名物女将・丸山いすゞさんが「安倍さんは優
しいからね」と目を細めた。
付けタレに野菜と果物をふんだんに使った丸腸、ミノ。A5ランクの和牛で仕上げたカルビ・・安
倍さんは「途中でペースは落ちるね」といいながら、結構食べていますよ。