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電力難を防ぐために韓国政府が“総力戦”に入った。大量の電気を使用するビルや企業に「強制節電」を実施する。
その代わりピークタイムを避ければ電気料金を割り引く。需要をできる限り減らし、冬の「ブラックアウト(大停電)」危機を乗り切ろうということだ。
知識経済部が16日出した「冬季電力需給およびエネルギー節約対策」の骨子は需要の縮小。
一日320万キロワット削減するのが目標だ。そうしてこそ1月第3・4週と予想されるピーク期を無事に乗り越えられる。
現在、原発3基が故障や部品交換で稼働が中断した状態であり、いつよりもブラックアウトの危機感が高まっている。
知経部の関係者は「徹底的に需要を管理し、供給に支障が生じた電力危機を克服する」と述べた。
契約電力3000キロワット以上の企業およそ6000社に対し、1月から7週間、一定時間の「強制節電」を断行する。
しかし昨年のように一律的に使用量の10%を減らすわけではない。イ・グァンソプ知経部エネルギー資源室長は
「企業別に使用量などを考慮して削減目標を決め、企業の不便を最小限に抑えた」と説明した。
これを受け、サムスン電子半導体部門は従来の使用量の3%、現代自動車は10%を減らさなければならない。
次に契約電力が100-3000キロワットの企業およそ6万5000社や大型ビルは、今年12月から来年2月まで
室内温度を18-20度に下げなければならない。違反すれば過怠金300万ウォン(約22万円)が科される。
平常時は電気料金を割り引く代わりに、使用量が多い日・時間帯の使用分に対しては3-5倍の割増料金を請求する
「電力ピーク料金制」も導入される。
午前10時-昼12時など電力消費が多い時間帯の料金は1キロワット時当たり152ウォンから410ウォンへと大幅に上がる。
一方、需要が少ない夜中の時間帯は料金が60ウォンから54ウォンに下がる。契約電力300-3000キロワットの企業が対象だ。
12月中に申請を受け、来年始めから実施する。一般家庭には該当しない。従来の差別料金制をさらに強化したということだ。
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