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残業代を払わない、長時間労働を恒常的に求める、暴言やパワハラを繰り返す…。違法で劣悪な労働を強いて、
従わないと退職を迫る“ブラック企業”の存在が問題になっている。若者の早期離職の一因とされ、厚生労働
省も対策に乗り出した。静岡労働局は学生自身に企業を見抜く力を付けてもらい、問題の発生を未然に防ごう
と、県内の大学などに講師を派遣し労働法セミナーを開く。
辞めちまえ
「うちは実力主義。頑張れば給料はガンガン上がるよ」。昨年夏、都内のビルの一室であった採用面接。IT企業
の男性役員が東京都の女性(25)に語り掛けた。
昨春大学を卒業した女性は、初任給25万円という破格の待遇にひかれて入社を決めた。「『はい』以外の返事は禁止」
「見ているとイライラする」「辞めちまえ!」。入社初日から、あぜんとするような言葉を次々にぶつけられた。給料
には月100時間分の残業代が含まれていたことが後から分かった。実際には100時間を上回る残業が続いた。
間もなく睡眠障害になり、昨年12月にはうつ病と診断された。女性は会社を辞めたが、今でも当時を思い出すと苦しく
なるという。
「ブラック企業」や「ブラック会社」との言葉は2008年に書籍「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かも
しれない」が出版され、09年に映画化もされ広がった。
若者の労働相談に応じるNPO法人「POSSE(ポッセ)」では、相談の3割以上が長時間の残業や残業代の不払い、
厳しいノルマといったブラック企業に関する内容。「うつ病になり退職届を出したが上司に捨てられた」(23歳男性)
との相談も。
上司に従わなかったり「使えない」と見なされたりすると激しい嫌がらせを受け、自主的な退職に追い込まれるケース
も多いという。背景には、厳しい就職状況で学生が会社を選べないという事情もある。
>>2以降へ続きます。
▽静岡新聞SBS(2012/11/13 14:55)
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